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サントリー美術館
サントリー美術館

東京都港区赤坂9-7-4 :六本木・東京ミッドタウン ガレリア3階
「東京ミッドタウン」 21世紀の日本を代表する街、世界に類を見ない独創的な街が誕生しました。


A Toast to the Drinking Glass ― In History and Life

Drinking Glass ― 酒器のある情景

捧ぐ、語らう、誓う、促す、祝い、集い、もてなし、愉しむ

 ガラスの魅力は、そのつややかさと透明性です。 当初は不透明な素材だったガラスは、紀元前8世紀以降の技術発達によって透明な素材へと移行します。 ― 中が透け、その先の景色を楽しむことができるようになったガラスは、世界各地でワインやビールを飲むための酒器に利用されるようになりました。ガラス器の歴史は、Drinking Glass (酒器) とともに発達したといってもいいでしょう。

 ガラスの歴史は4000年以上前に始まり、西アジアやエジプト、エーゲ海域のミケーネなどで作られるようになっていった。 紀元前13世紀頃、すでにワイン文化が普及したギリシャでは、水で割って飲むのが一般的で多種多様な酒の器が作られた。ギリシャの酒器は陶製が主流であった。 紀元前2世紀半ば、このワイン文化が古代ローマに伝わり、紀元前1世紀頃、急速に普及したという。この頃、ガラスの歴史にも、一大転機が訪れた。 吹きガラス法の発明である。



会期:
2013 9/11(水)〜 11/10(日) 展覧会は終了しました。
休館日:毎週火曜日

開館時間:10時〜18時 ※金・土、および 2013 9/22(日)、10/13(日)、11/3(日)は20時まで開館
※いずれも入館は閉館30分前まで
会場:サントリー美術館 六本木・東京ミッドタウン ガレリア3階



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「Drinking Glass 酒器のある情景」プレス内覧会

「Drinking Glass ― 酒器のある情景」
プレス内覧会 '2013 9/10


紀元前14世紀から現代まで約180件の ― 酒器を通してみるガラスの歴史

「展示構成」   ―本展覧会 「News Release」 「Drinking Glass:カタログ」より抜粋して掲載しています―

 本展は、多様な酒器を、それが置かれた情景に着目して紹介するものです。 古来より儀式の際に神や力ある者に 「捧ぐ」 御神酒と共にあった杯、結婚や忠誠を 「誓う」 盃、自身の地位への認識や政治的な思想を 「促す」 豪華なゴブレットなど、「捧ぐ」 「語らう」 「誓う」 「促す」 「祝い、集い、もてなし、愉しむ」 といった人々の生活の中のシーンを通して、展示構成されています。

「展示構成」
T. 捧ぐ Offerings
U. 語らう Conversations
V. 誓う Vows
W. 促す Glorifications
X. 祝い、集い、もてなし、愉しむ Celebrations


《動物形リュトン》

T. 捧ぐ / Offerings
 人々の穢れを払ったり、権力を持つものに一層の力を与えたりするために、酒は古代より、神や王、権力者に捧げるものとして、神聖な場所や儀式に登場しました。

《動物形リュトン》 東地中海沿岸地域
1-2世紀 高26.0cm 胴径8.0cm 古代オリエント博物館
鹿を思わせる器の中を通り抜けた液体(酒など)は、その生殖能力の強さ、生命の力強さをもたらすこととなるという。


V. 誓う / Vows

V. 誓う / Vows
 共に戦い、共に生きる。そうした誓いを交わす儀式の場面にも、酒とともに酒器が使われました。

今も昔も、酒は 「誓い」 の場面にも欠かせない。 かつて回し飲みは、信頼関係を確認し合うための習わしだったという。 世界各国、婚礼の儀式では、ともに酒杯を交わし、永遠の愛を誓う。 この章では、愛を、運命共同体を、忠誠を 「誓う」 情景とともにあった酒器の紹介です。


《金赤リキュールグラスセット》

X. 祝い、集い、もてなし、愉しむ / Celebrations
 酒といえば、やはり宴。年中行事や祝い事、歓迎の席には数々の酒器が登場しました。

《金赤リキュールグラスセット》 バカラ社、フランス
20世紀初頭 ケース=高28.0cm 幅31.8cm 奥行25.1cm / 瓶=総高20.2cm 胴径7.4cm / 杯=各 高9.2cm 口径3.2cm 高台径3.7cm 個人蔵

現代も続くバカラ社は、1764年、ルイ15世の承認を受けてロレーヌ地方に設立されたガラス製造メーカの老舗だ。


お問合せTel:03-3479-8600
サントリー美術館公式サイト:http://suntory.jp/SMA/
主催:
サントリー美術館、読売新聞社
協賛:三井不動産、三井住友海上火災保険、Hanako、サントリーホールディングス
後援:日本硝子製品工業会、日本ガラス工芸学会


参考資料:NEWS RELEASE No.11802、「サントリー美術館ニュースvol.246」、「Drinking Glass」図録他。
※写真撮影などの掲載は、主催者の許可を得て行っております。
※画像の無断転載禁止


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